バギオ市市制100周年 記念プロジェクト
日比平和祈念公園 竣工式 2009年9月1日
本年2009年はバギオ市市制100周年にあたり、バギオデーである9月1日がまさにその日にあたります。私たち、バギオ日本人会にこのプロジェクトをバギオ市から提案をされたのが、昨年の8月のことでした。バギオ100周年記念委員会、市長からの承認のプロセスを経て、工事に着工したのが、今年6月下旬のことでした。このたった2ヵ月の間で、多数の方々のご協力のもと、本日9月1日、日比平和祈念公園を竣工することができました。
まずはバギオ市長から祝辞を頂きました。
当日は市議会議員をはじめ局長など多くの方にご臨席頂きました。
バギオ市の姉妹都市である埼玉県羽生市市長にもご出席頂きました。
日比平和祈念公園の完成を祝って乾杯!
初めて体験する手水舎。子供たちも興味津々です。
日本人会のメンバーで黄粉三色団子を作りました。
初めて食べる団子. 意外にも美味しそうに食べていました.
池には鯉を放流。ピンクの蓮も浮かんでいます。
子供たちは思い思いの夢を書いて、風船につけて飛ばしました。天まで届いて夢がかないます様に・・・。
橋の上で記念写真。ドモーガン下院議員にもご臨席頂きました。
子供達を守って下さる地蔵菩薩。いつもにこやかに子供達を見守って下さいます。
赤いおべべがとても似合います。
この通りを「地蔵通り」と名づけました。
日本のお祭りをイメージして、茶屋や長いすを用意しました。
近くの泉から引いた天翔の滝も勢いよく流れ落ちています。
この碑には太平洋戦争中、フィリピンで戦った元日本兵の方の平和を祈念する短歌を刻む予定です。
朝日に映える鳥居. 竣工式の成功を祈ります。
鳥居をバックにみんなで記念撮影。
日比平和祈念公園 建設までの道のり
トンネル内調査
バギオ市内にある植物公園内に旧日本軍のトンネルがあるので、そこを観光地化にしないかと、バギオ市から要請があったのが昨年2008年の7月。要請を受け、まずトンネル内の調査をすることになりました。トンネル内は、狭いばかりでなく、足元がぬかるんでおり、調査は難航を極めました。しかし、今から60数年前に私達の先人がこのトンネルを掘削し、基地として使用していたことを考えると、私達の心に熱いものを感じました。調査は、中の様子だけではなく、センチ単位で通路、部屋を計測しました。トンネルの高さは、一番低いところで約60センチ、抜け道も3つあり、そこから約2キロ離れた場所へ続くといわれている抜け道も見つかりました。
設計図・完成図の作成
会のみんなで話し合い、トンネルのみならず、その前にある土地を日本庭園にしないかとの案もあり、完成予想図を作成しました。
池や橋、鳥居などそれぞれの建造物について、設計図を作成しました
地鎮祭
6月の中旬、やっと市からの建設の許可が下り、バギオ100周年委員会からも承認を得ました。無事工事ができますよう、関係者が集い地鎮祭を行いました。
トンネル内工事開始
6月下旬、やっと工事開始ができました。オープニング祝典のある9月1日まであと約2ヵ月。
日本庭園工事開始
トンネル内のみならず、日本庭園の工事も同時進行しなければ間に合いません。
会員自らミニパワーショベルを運転操作。
キャタピラが外れるというハプニングも。
だいぶん全体が平らになってきました。
池の形も整いました。
やっと完成。フィリピンでは良くみる小屋ですが、デザインは日本風にアレンジ。
やっと橋の基礎が完成。
その湧き水がこの滝へとつながります。
滝の上部の水が湧き出てくる部分を掘ります。
型枠で橋の形を作るところから始めます。
池の壁も出来てきました。
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