2009年6月1日
2009年度 奨学金授与式
皆さん夢はありますか?と聞かれたときに、具体的に答えられる人は皆さんのなかに何人いるでしょうか?
物の豊かさを追求するあまり、家族の絆や人を思う気持ちを忘れかけている現代の日本の世の中では、
大学を卒業してもまだ自分がどのような職業に就きたいか、人生にどのような目標を持って進んでいけば
良いのか、分からない青年がたくさんいるように思います。
一方、物は豊かではありませんが、家族の結びつきが強く相互扶助が基本となっているフィリピンでは、
現実的ではありますが、将来の夢を持っている子供たちがたくさんいます。
夢をかなえるために就学したいと思いながら家庭の経済的な理由で、学校にいけない子供たちのために、
少しでも力になりたいという思いからこの奨学金制度が始まりました。子供たちの限りない可能性を信じて、
今後共この制度を続けていきたいと思います。